1948-05-26 第2回国会 衆議院 予算委員会 第26号
第一次歐洲大戰後のヨーロッパの惡性インフレの對策といたしまして、フランスにおきましては、なし崩し的に、いわば貨幣措置をやらないために、十年間かかつて初めて安定したようであります。
第一次歐洲大戰後のヨーロッパの惡性インフレの對策といたしまして、フランスにおきましては、なし崩し的に、いわば貨幣措置をやらないために、十年間かかつて初めて安定したようであります。
ただ方向として考えますと、今ドイツあるいはソ連、あるいはフランスも出ましたが、第一次歐洲大戰後のインフレーシヨン克服の過程についての實例をあげておられるのであります。
第一次歐洲大戰後におけるところの一九二九年の世界的恐慌というようなものが、まさに勃發する前兆ではないかというような氣でするのであります。もちろんこれは他の政治的なフアクターということも考えなければなりませんが、純經濟的に考えて、私はそういうように、第二次世界大戰後における安定恐慌が勃發するまさに前夜にあると考えるのであります。
前第一次歐洲大戰後にあの悪性インフレの一つのエピソードといたしまして、呑んだくれの兄とまじめな弟の、ビールを飲んだビール・ビンと貯金の話がありますが、そういう情勢が現在の日本に現實に見られるようになつたのであります。
○委員長(下條康麿君) ちよつとお尋ねいたしますが、第一次歐洲大戰後、ドイツでは、いまの婦人の勞働問題について、特別の施策があつて、たしか夫を持つておる婦人は即時に職場から歸れ、それから一定の期間がありましたが、その期間内に就職したような、いわゆる今山下委員の仰せられたような、戰時中に就職したような人は、即時に職場から罷めるような法律が命令が出たように記憶しておるのですが、そういうようなものは何か御承知
これが歐洲大戰後に至りましてさらに發展いたしまして、次いで現在のアメリカの各州ではほとんど直接豫選、ダイレクト、プライマリイと申しますか、直接豫選の制度になつておりまして、ほとんど各州で法律上でもこれが規定せられております。この制度は黨員全部が同じ日に、候補者のある政黨から出す各州の候補者を選擧する制度であります。
最後に特に芦田外相に向つて、お尋ねしたいことは、御承知のように第一次歐洲大戰後にロシア、ドイツその他の諸國においては一切の祕密外交文書を公表して、この世界永久平和のために貢献したのでありまするが、日本はこの点についても、実に悲しいかな、近代國家成立以來いまだ曽て一回も祕密外交文書を公表したことがないのであります。